自分の生まれていなかった過去、そして自分がいない未来を見てみたいと思うのは人間の見果てぬ知的欲求です。
未来はSFの世界に成りますが、過去は先人の残した遺産でその時代の世相文化がうかがわれます。江戸、明治時代のハイテクで職人業であった錦絵はカラフルな木版印刷で引き札として新しい需要を生み、その世相を写しています。宣伝のために使われた引き札は今日のチラシ広告と形を変え、将来はどのような姿に変化するんでしょうか。
今回はコープこうべ文化センター所蔵の中から大阪、神戸のものを中心に一階の展示コーナーで開催された。
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料理屋・旅籠
あさ吉

各国煙草荒物菓子商
濱田甚左衛門

昔のコンビニエンスストア?

左官業 石灰セメント販売
植田久吉

萬傘提灯商
松田榮次郎

畳製造所
中野益蔵

萬小間物半えり洋服付属品商
吉田屋

アクセサリーショップか
燐寸軸小函素地製造用刃物及び鋳鉄製軸 
      鍛冶新/藤木新太郎


※明治時代神戸は燐寸(マッチ)の製造が盛んで輸出港だったらしい。

新古畳花筵商
平田正一商店




清酒卸売所
中谷保兵衛




三井呉服店(明治29年)
315年続いた大阪三越の前身