六甲の山並みを見ながら芦屋川畔を歩く
絶好の日和!神戸8マスターズウォークに参加した 

うだるような暑さが過ぎ去って、天高く心地よい日々の季節がいよいよ始まった。夏はエアコンの部屋に閉じこもっていたが、季節と身体は正直なものです・・・ 心地よい涼風が通りを吹き抜けるようになると、健康な証なのか身体と精神が旅を求めてうずうずしてくるのが分かる。歩くことが好きな私としては季節の変化を感じに9月23日神戸8マスターズウォークに参加した。スピードの出る乗り物で遠くへ行くことだけが旅ではない、自分の足を使ってちょっとその辺まで遠出をするのも立派な旅ではないでしょうか。それには神戸近郊が色々と見所もあって面白い。

 


東灘区深江大日神社を出発して一路東へ・・・

芦屋市役所の裏手で国道43号線にお別れして、芦屋川の河川敷に降りる。参加者が多いので列が長く延々と続いていく。どうも今日の参加人数は2300人を越えているらしい。ちょっとした町村の全住民が大移動している感じです。

芦屋川河口の風景についてはこちら

 


蔦のからまるチャペルで祈りをささげた日♪... この教会を見るとこのメロディーが流れるような気が...

緑の勢いのある季節だから見事にアイビーが繁茂しているね・・・  三角屋根の頂点の十字架でようやくキリスト教会だと分かります。芦屋川対岸に見える。
   



キリスト教会からしばらく行った同じ通りにこんどは芦屋仏教会館が...

イスラムの影響を受けているような、ちょっと異国情緒のある建築です。

   


川中は綺麗な流れで、「はや」などの魚が澄んだ水の中でスイスイと群れをなして泳いでいる。

親子で水遊び中!魚がとれたかな?

   


一見、砂防ダムの様にみえますがこの中にはJRのトンネルが横切っています。以前芦屋川は天井川だったので川底の下にトンネルを掘ったのです。こちら側が段になって低くなっているのは治水の為浚渫されたからかもしれません。

谷崎潤一郎の小説「細雪」に芦屋の天井川の下を通るトンネルのことが記されていますが、地盤が軟らかくて大変な難工事だったらしいです。

谷崎潤一郎が昔住んだ倚松庵についてはこちらから

   



五年前から参加している8マスターズウォークの大ベテラン。参加賞のバッジがリュックサックの両サイドに鈴なりに付いている。身体もスマートで脚も早かった。

ちなみに私は今回が初めての参加です。バッジ一個を早速バッグに付けましたが、余り自慢にならんね。



   



仲ノ池公園緑地…  色んな動植物が共存している芦屋市民の憩いの場です。

8ウォーカー達は一休みして湖畔の散策路をまた歩きだします。

   



山手にある岩園隋道は車道専用なので歩行者は隋道上の馬の鞍のような丘を乗り越えてやってきます。丘の上では結構見晴らしが利いて芦屋の家並みが遠くまで見えます。

   



西宮市に入って、阪急甲陽線の苦楽園口駅...  もうここまでで何kmぐらい歩いているかな。全行程14kmの半分以上は過ぎているでしょうか?

   


桜並木の夙川公園...  夙川下流の様子はこちら
午前10時前に阪神深江駅前の大日神社を出発して二時間余り... 昼食時間なのでベンチに座って一休み。まだまだウォークは続くのでランチは軽めにすますことにしましょう。
   


夙川公園からウォーキングの列はなおも東へ進む。ゆるやかに登っていくと右側に池が見えてきた。ニテコ池という不思議な名前の池だ。池の北側にアニメの主人公のようなユーモラスな形をした白い建物が池上にあってニテコ池より取水しているようだ。どうも取水池らしい。

右手の奥に見えるこんもりした山は森林公園のある甲山です。なかなか良い所ですよ。
   


池の周辺は邸宅街になっているようだ。背景に見える木々の茂った小高い場所は故松下幸之助の住居跡地らしい。双眼鏡を覗いてバードウォッチングをしていた方と暫く話し込んでいた時に知った。

近郊を歩くだけでも色々とあるもんでしょ皆さん

   


西宮といえば有名なえびす神社がありますが、この広田神社もなかなか立派な歴史ある建物です
   


今から1500年程前は今よりはるかに北の方まで海岸が入り込んでいたと説明している神社の看板。長い年月をかけて六甲山からの土砂が流れ込んで埋め立ててしまったんですね。
   


神社の境内で皆さん一休み中です。主催者は休む場所があるところを選んでコース取りをしているんでしょうけど、いたるところで上手く休憩を取っています。
   


JRの高架下を通ってすぐ左へ90度のターン。もうすぐゴールのアサヒビール西宮工場です。皆さんゆっくりと急いで?元気に歩いています。
   


アサヒビール西宮工場に到着!後は出来たてのビールを飲むだけ。以降説明は無し・・・